2009年04月29日

馬力規制廃止で日本仕様も登場したが、厳しい騒音規制で性能はダウン

thumb_450_04_px450.jpgホンダ系の大手販売店、桜井ホンダは通常の国内モデルはもちろん、一部逆輸入車も扱っている。「新しい規制は逆輸入車にとって非常に厳しいですね。なんとか車検を通してるショップもあると聞いていますが、ウチとしましては法規を守ったうえでバイクを楽しんでいただきたいと考えていますので、通すのが厳しい逆輸入車は、現在のところ扱いを控えています」。

 もちろんすべての逆輸入車が日本に入ってこないわけではないが、高性能なハイパフォーマンスモデルはかなりツライようだ。ドゥカティなど海外メーカーの輸入車も、日本仕様はかなり馬力を下げるなどの対策をして販売しているのが実状だ。

 バイクの馬力規制は2007年7月に廃止されたため、現在は日本仕様でも100PSを超えるモデルが販売できるようになった。ただし厳しい騒音規制のため、輸出仕様と同じ性能を発揮するのは難しい。二輪車メーカーの中でもホンダは以前から、馬力を下げて騒音規制をクリアした日本仕様モデルを用意している。例えばCBR1000RRの場合、最高出力は欧州仕様の178PSに対して日本仕様は118PSに低下している。

 ヤマハ発動機も09年3月にVMAXの国内仕様、09年4月にYZF-R1の国内仕様を発表した。VMAXは200PS→151PS、YZF-R1は182PS→145PSと輸出仕様よりも最高出力は下げられているものの、「乗りたくても買えない」という最悪の事態は避けられることになった。

 こう書くと「何も問題はないじゃないか」と思うかもしれない。しかしユーザーの心情としては、本来の性能を発揮する輸出仕様に乗りたいところだ。また、規模が小さい日本市場向けに専用モデルを開発するのはコスト的に厳しいためなのか、スズキやカワサキは人気モデルの日本仕様を製造していないため、乗りたければ逆輸入車を買うしかない。

 そして、二輪車の排出ガス・騒音規制の影響を受けるのは、逆輸入車だけではない。国内でロングセラーを続けてきたバイクが、次々と生産中止に追い込まれているのだ
posted by マナテック at 16:40| Comment(44) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

交換用マフラーに付けられる「適合表示」が重要に

この新騒音規制について、アフターパーツメーカーの連合会である「JMCA」(全国二輪車用品連合会)に話を聞いた。

 「今回の規制はずいぶん(アフターパーツメーカー)業界の声を聞いてもらった上での決定となりました。当初は新車時の加速騒音(73dB)がそのまま交換用マフラーにも当てはめられるということでしたが、それでは非常に厳しいわけです。しかし実際の新騒音規制では82dBと定められました。これであれば実現はそれほど難しいものではありません」とのこと。

 規制値が実現可能なレベルに落ち着いたのはいいが、それを無視した違法な製品が出回っては意味がない。交換用マフラーを購入するユーザーにとっても、その製品が規制をクリアしているかを簡単に、確実に確かめられる仕組みが必要になってくる。「はい。だから認証制度がより重要になってきます。今回の規制で交換用マフラーには『装置型式指定品表示』や『性能等確認済表示』などが必須になりますから、JMCAでもそれに対応するよう準備を進めているところです」。

 これは国内の交換用マフラーに限った話ではなく、純正マフラーには「純正品表示」、外国産のマフラーには「国連欧州経済委員会規則(ECE規則)適合品表示(Eマーク)」、もしくは「欧州連合指令(EU指令)適合品表示 (eマーク)」が必要になる。thumb_450_18_px450.jpg
車検がない250cc以下のバイクや原付も例外ではない。車検はなくても、取り締りで引っかかるということは十分考えられる。2010年の春以降は、認証マーク付きのマフラーならOK、マークがなければ整備不良で違反切符を切る、といった取り締りが増えるはずだ。

 バイクのパーツを変えたりセッティングを変えるのは、バイクにとって楽しみであると同時に、正しく行えば安全性を高めるためにも意味がある。もちろん法規の範囲内での話だ。しかし、やたらうるさいバイクが多くの人の迷惑になっているのも事実だ。今回の規制で違法マフラーが減って、街が少しでも静かになればこれほどありがたいことはない。

 もう一つ、バイクはとても将来性の高い乗り物である。例えば地球温暖化の原因と言われているCO2だが、CO2の排出量は燃料消費率に比例する。つまりクルマよりも軽量で燃費がいいバイクは、そのぶんCO2の排出も少ない。欧州では自動車のCO2規制が始まりつつあり、日本でも同様の規制が施行される可能性が、ないわけではない。

 あなたがバイクに乗っているなら、環境的に優れた乗り物に乗っているという誇りを持っていい。そしてもし、騒音をまき散らすようなマフラーを装着しているのなら、それはすぐに止めて欲しい。そうした行為は、バイクとバイク乗りの首を絞めているのだ。thumb_450_19_px450.jpg



posted by マナテック at 16:33| Comment(12) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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